
金融投資とは
金融投資は1.株式投資、2.投資信託、3.債権(国債、社債)が代表的なものである。金融投資は手持ちのお金を運用して、お金に働いてもらう、不労所得が得られるビジネスである。大きな利益を得られる可能性もあるが、元本割れして大損するリスクもある。配当金から見ると、年4%税引き2%位の利益のある可能性が高い。
1.株式投資とは
①株式は企業がお金を集める手段、有価証券。株主の責任は有限で、出資金以上の損失を被ることはない。
②企業の事業利益を配当金として年2回分配するインカムゲインがある。年4%配当の会社も多い。
③株価が上昇したら、株式市場で高値で売り抜ければキャピタルゲインになる。
④株式投資はボラティリティが大きい。バブルが崩壊大暴落時、半値八掛け二割引の価格になることもある。株式投資は大暴落を乗り切ることが、最大の投資ポイントになる。
2.株式投資法
①余裕資金で株をする。30万~50万位から手持ち資金の3割まで。投資資金の半分は非常時の対応部隊として陣立てしておく。
②株を買う前に、時を買え。景気が上昇基調になるときがチャンス。不況に入る時は休むも相場である。
③現代はパソコン投資時代である。取引手数料もかからない。東証営業時間内に指値で自分で売買できる。
④銘柄選びは会社四季報から、東証プライムの値段が安いレベルにある好みの銘柄を選んでおく。株探も使える。
⑤売買方法は現代は短期売買が主流である。短期売買とは、3週間(20日)で決着を着ける。上げ相場20日、下げ相場70日、1周期90日3か月。短期で1割~2割利食い。回転良く、1銘柄1年で3回以上できる。
⑥高すぎる相場は暴落の危険があり、無理に参加することはない。休むも相場がベスト。買うべし。売るべし。休むべし。生活に必要な商品を扱う倒産しない3%くらいの配当のある企業の株式は暴落時でも安全性が高い。暴落後、買うべし。時が来れば2倍3倍になる。
⑦本田清六の売買手法は、2割益出し、短期売買であった。
⑧上岡正明の売買手法。うねりチャート(3ヵ月周期の上下動)の底値買い。7年間の大底・天井・大底の大周期を認識する。上昇トレンドで循環の一定の幅で上下動を繰り返すお好み銘柄で、小周期のうねりの底値を待って、2回に分けて買い、上ラインの高値に近ずいたら10%利食いで一括で売る。タイミング(上昇相場)5割、じっくり待って買う・売る・待つの技術3割、銘柄(利益の7割は同じ銘柄)2割。短期分割売買。資本の半分は現金で持ち備える。
3.投資信託
投資信託は、ファンド会社が集めた大きな資産(ファンド)を運用すること。元本は保証されていない。管理を行うのは信託会社で、ファンド資産は信託財産として保管され安心である。大資本で自然と大分散投資ができる。分散投資は、場所は全世界、投資先も株式、債券、不動産(リート)と分散される。危険なのは、国内証券会社が扱う特定資産投信(新興国、国内株式)で、自分が損したものを組み入れるので、損する可能性が高い。ファンド会社はアメリカの代表的会社が良い。①フィディリティ投信㈱の世界3資産(株式、債券、リート)ファンドなど②ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント㈱など。投資信託は暴落後1年くらいして買って10年持ち、分配金をもらうのが良い。
4.債権
債権(国債、社債)は満期まで、3年、5年、10年と固定される。安全性が高いが、収益が少なく、中途換金するとリターンも小さくなる。長期4%、短期5%がフェアバリューといわれるが、現在、金利が市場実勢1%に基ずくもので低い。買った時の市場利率より、売る時の利率が高くなると、需要が減って価格が下がることになる。農林中金がアメリカ国債で1兆円の赤字を出したように、意外とリスクも高い。国債と定期預金の違いは、国債は安全性が高い、預貯金よりも高い利回りであること。あまり個人には魅力がない。