日本の格差拡大
YouTube不動産アニキ(小林)
1.格差の実態(金融広報中央委員会・令和5年)
金融資産
①単身世帯 平均額(約1000万円=940万)、中央値(真中の人)100万円
②夫婦世帯 平均額1300万円、中央値(真中の人)(訳300万円=330万円)
単身世帯は3分の1でほぼ中央金融資産100万円、夫婦世帯は約50%で、ほぼ中央金融資産300万円。1人当たりにすると150万円くらいか。日本人の8割は貧しい。
日本人の相対的貧困率(貧困線以下=中央値の半分=130万円=月10万円)は、15%=6人に1人。
一方、金融資産1億円以上の富裕層は2021年150万世帯(1%強)。
15%が貧困線(130万円)以下で、1%強が富裕層(金融資産1億以上)という状態である。
今後拡大傾向にある。
2.格差拡大の理由
日本という国は、資源が人材しかない。人間の持つ知恵と技術で立つしかない。アメリカやロシアは鉱物・エネルギー・食料資源がある大国である。日本は本来、金持ち国ではないのだ。第2次大戦以降、資本主義対共産主義の冷戦で、間に立つ補給拠点として、日本に特需があって豊かになった。1991年ソ連が崩壊して、冷戦が終結してグローバル時代になった。世界市場に共産圏特に中国などが入ってきて、日本は労賃などで不利になった。経済が停滞して、正社員採用を絞って若者雇用が減少した。非正社員が4割になった。生涯賃金が正社員2億5000万円、非正社員1億4000万円である。これで格差が拡大した。一方、2020年からロシア・中国対アメリカ欧州日本の冷戦が始まった。戦争を避ければ戦後のような特需がまた、日本にあるかも知れない。
格差拡大のその2として、戦後は男が働き、女が家庭子育てという分業であった。男女雇用機会均等法により女も働くという日本になったが、衣食住を確保していないと非婚化するという状況になり、深刻な格差になった。。その3は相続貴族の拡大である。日本も戦後80年になり、社会が安定してきて、裕福な親を持った子供は相続で金持ちになり身分が固定化してきている。その4はピクティの資本利益>労働利益で、株、不動産保有者の金持ち化が進んでいる。
3.対策
自分の資産をよく見て、自分のそれぞれの資産を少しでも増やすしかない。