暴落ドミノどう乗り切るか
暴落ドミノ 澤上篤人
長期投資の原則通りに動く。①買う企業を決めておく。東証プライムの業種別NO1企業。現在値は東証史上最高値トヨタ3000円、パナ1300円、日本製鉄1200円など。②買う値段は暴落後で1/3か1/4の値段になった時。③買ったあとは、のんびり3年、5年待つ。年2回・6月、12月の株式配当を楽しむ。(インカムゲイン)④株価が上がってきたら保有株の7割くらいを売る。(キャピタルゲイン)⑤売った後のお金は、そのまま証券会社に置いておく。その資金は証券保管振替制度によって、日証金信託銀行に移される。信託財産になる。別勘定として管理され、信託財産は無事に保管される。
もう1つの作戦に、株式倍々ゲーム作戦がある。高値で(例えば1000円)で1000株売り保管し、半値安値(500円)で保管金全部で2000株買う倍々ゲーム作戦である。
投資信託を買っておく。ファンド資産は信託財産として保管管理される。
銀行は企業融資資金や住宅ローンなどが不良債権化して債務超過の危険が高まる。預金支払制限や預金封鎖もある。1000万円までのペイオフ制度あるというが、個人金融資産1000兆円のうち800兆円が銀行預金であって、預金保険機構にプールされている資金は5兆円のみである。ペイオフ制度も限界がある。
他の投資先 ①金 ゴールドは相場商品で資産形成には向かない。②不動産 今の時代超高値でダメ。③株式 高値で暴落する。④債権 一直線に下落する。債券は金利裁定商品の典型。金利上昇には、からきし弱い。債券価格は金利動向と常に反比例する。⑤インデックス運用は暴落時代には冬の時代になる。アクティブ運用になる。⑥新NISAも苦難。タイミングが悪すぎる。投資対象商品がほとんど高値にあり高値づかみ。現行のNISAは投資収益が上がった時だけ、非課税になる。税控除の特典にありつけない。
投資なんて、安く買って、高くなるのを待って売るだけのこと。暴落相場を待って買えばいい。実に簡単なことである。景気インフレ・デフレと資金・金利の大きなうねりに対処するだけ。大きなマーケットの下落は絶対喰らわないように心がける。資産運用ビジネスは時間軸が長い。10年20年の長期時間軸だ。