台湾総統に民進党・頼清徳が当選
中日新聞
2024年1月13日台湾総統選挙が行われ、民主進歩党の頼清徳副総統(64歳)が得票率40%以上で当選勝利宣言した。国民党の候候補や民衆党の柯候補の野党2陣営は30%前後に留まり敗北を認めた。頼氏は5月に蔡英文総統の路線を引き継ぎ台湾総統に就任する。頼氏は台湾独立でも中国との統一でもない現状維持派である。立法委員(定数113)選挙も実施されたが、民進党は現在の62議席から減らし、過半数に届かなかった。当日有権者数は2000万人弱。台湾世論は、香港やウクライナのようになることを望んでいない。民主主義国家との関係を強化すべきとの意見が多い。
中国は当面の景気回復が最重要課題だ。米国も大統領選を控えて内政中心になるため、当面は中国の台湾に武力侵攻はないと分析される。
本年2024年は世界中で選挙がある。ロシアは3月17日に大統領選挙がある。プーチン氏が再任される可能性が強い。ドネツク、ルカンスク、ザボロジエ、ヘルソンの4州でも投票を実施する。選挙人は1億1000万人。7-8000人が投票。投票率70%弱。米国大統領選挙は11月5日・6日(第1月曜日・火曜日)。バイデン大統領の現状は、問題が山積しているため人気がない。共和党のトランプ氏は大統領に返り咲く可能性が高い。1月12日英国はウクライナとG7初の2国間安保協定を締結した。ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟まで有効。協定は防衛、軍事、インフラ保護、復興支援にわたる。日本の首相も秋口には決まる。ただ、日本の場合、対米従属が甚だしく、どうなろうとあまり大勢に影響はない。