老い

老い

老いとは、身体が不自由になること。老いるということは、見る聞く話す考える、動く立つ歩く、食べる排泄するといった生きる機能が劣化していくことである。75歳以上の後期高齢者は、車で言えば、経年劣化が確実に進んでいる。思いがけない病気が発症し、突然、身体不自由者になる。自立生活が出来る(要介護状態でない)「健康寿命」は、2010年時点で、男82歳、女85歳である。人間の大多数(7割)は、75歳から徐々に自立度が落ちていく。90歳まで元気で自立を維持できる老人は、約1割である。

フランスのモンティーニュは、「老年期は自分のために生きよ」と言っている。老いは十分生きた証拠(周囲の人たちや世の中に貢献した)だから、老年期の目標は、自分が楽しむことでいい。と言っている。