お金の教養-決定版
日本人のお金の教養ーお金の認識・考え方は、「天引き貯金をする事=努力の時間で、年月がかかる事」で、決定的に決まった。結局、二宮尊徳のお金哲学である。
1.誠実である。2.勤労する。3.一歩一歩進む。4.分度(収入以上のお金は使わない。まず、天引き貯金をする事。)5.推譲(自分と親族を豊かにする事。その後、社会も豊かにする事)
天引き貯蓄=銀行家の安田善次郎は利益の2割を天引き貯蓄した。明治初期の東大教授の本田清六は2割5分の天引き貯蓄をした。現代のサラリーマンなら、1~5%天引き貯蓄する(月給20万円なら2000円~1万円を天引き定期貯金する。1万円なら1年で12万円、4年で約50万円、40年で500万円の自分の貯金ができる。月3万円の天引き貯金なら40年で1500万円。)天引き貯金額が少なくても失望しない。貯金の安心感が得られるからである。次に自分と家族の小遣いを決めて使う。
自分と親族がお金持ちになったら、社会・国家にもお金を出す。ただし、安田善次郎は、単なる他人団体への寄付は絶対しなかった。松下幸之助は、PHP研究所と松下政経塾を作り、社会に貢献した。
個別案件への考え方 ①家は買うか借りるか。東京や都会では土地・家が高くなり過ぎた。現代は家は借りるほうがよい。親族の家の利用がベスト。②生命保険はどうするか。長期貯蓄型生命保険は生命保険会社の社員の給料に消えるのでダメだ。1年の掛け捨て保険が良い。③老後の資金はどうするか。国の厚生年金保険(老人年金)、健康保険、介護保険がいい。人件費が公務員でゼロだから。④投資、資産運用はどうするか。まず、自己、家族教育投資が1番必要。銀行、証券会社の投資信託・株式投資は手数料が高すぎて、低成長時代では損をするリスクが大きい。現金を家族1人当たり1000万円を目標に、銀行預金を持つのがいい。