安全国家を作る
(専守防衛で日本は守れない 冨沢暉、田原総一朗、高坂正堯)
ロシアによるむき出しの暴力と恐怖に触れて、日本社会の夢想的な中立論や現状追認主義が成り立たなくなった。対立軸が民族・宗教観という複雑なものに変わった。現実主義から国際政治を判断せざるを得なくなった。
安全国家とは軍事力・経済力・社会力を持つこと
1.軍事力 国家の独立を守るだけの力を持つが、軍国主義化されてはならないこと。
2.経済力 支配的・被支配的であってはならないこと。
3.社会力 中庸の社会制度価値観。国家の権力が制限されており、言論の不自由、多数の専制、ある理論の狂信がないこと。
国際平和を構築するには、出来ることを一歩一歩進めていくしかない。