金持ちの法則
(金持ちになるための濃ゆい理論 上念司)
1.独立後のビジネスの方向性は、月額定収ビジネス
私・上念は塾業界8年間の勤務で、月額定収ビジネスというものの本質を叩き込まれた。月謝をいただく商売です。独立してから色々商売をやりましたが、結局成功したものはすべて月額定収ビジネスでした。事前にお金がもらえ、お金に応じて材料、設備投資をすればよく、利益が確保できるからです。
2.喜ばれる利益の高い業界に入る
経済には流れがあり、お金が激しく流れている経済体の、その流れを掴んだ人がお金を儲けます。
3.財産の所有と幸福感
人生の問題の9割はお金で解決できます。しかし、お金で簡単に解決できる物は、幸福感が長続きしない。逆に、解決できない1割の問題は、お金でどうにもならないからこそ、幸福が長続きする。財産には、他人との比較によって満足が得られる財産=地位財、他人との比較に関係なく満足が得られる財産=非地位財の2つの財産があります。地位財は、お金、モノ、社会的地位。非地位財は、健康、社会での帰属意識、自由、自主性、良質な環境、愛情、(宗教)などです。グルメ、海外旅行、理想の家、車などの地位財による幸福は長続きしないのに、非地位財の幸福は長続きします。地位財は安定した公務員など職業でない限り、借金による取得は避けた方がよい。
4.4種類の職業と安全性
4種類の職業=従業員(給料もらい人)、自営業(自分で働き人)、企業家(仕組み作り人)、投資家(お金でお金を生む商売)。自営業と企業家の大きなリスクは、仕事利益の失敗はすべて自分が責任を負うこと。投資家は資金量が多くないと利益が少ないという構造問題がある。高収入で時間が自由な職業は、大きなリスクが付きまとうのだ。
5.全滅する前に撤退すること
3割以上のリスクを冒してはならない。トカゲの尻尾も3割くらいなら切ってもまた生えてくる。半分切ったら、はらわたまで来て死ぬ。全資産(1番がお金、2番が自分の稼ぐ力)を3分割して、自分の軍隊として戦う。また、売り上げで経費をカバーできるギリギリ企業を経営すること。その内、運が良ければ、好況にぶつかることがある。
6.10年に1度は大恐慌・大惨事がやって来る。準備する。
世の中には、日常生活では、想像できないような、想定外のリスクが10年に1度やってくる。人間の活動人生を60年としたら、一生に5回は遭遇することになる。その時でも、安全に生きなければならない。その衝撃に耐えられる経済基盤、衣食住体制を確保していないといけない。負債・借金は避けねばならない。仕事・職業は確保してなければいけない。家屋敷・資産を持たねばならない。1族の安全を確保できなくてはならない。73年石油危機、90年土地バブル崩壊、08年リーマンショック、11年東北大地震、20年コロナショック、22年ロシア・ウクライナ戦争そして近未来の日中戦争、東南海大地震。