昔の単位は米が基本
1.1石は、1人1年分の米。加賀100万石は、100万人の米が取れる藩。
1石、1斗、1升、1合。1石は10斗、100升、1000合。1年は365日なので、1日分は、約3合、1食分は1合=茶碗2杯の目安だった。
1石は約180L,1斗は18L、1升は1.8L、1合は180cc。現在の炊飯器は1合(180cc)=1人分単位で炊く。
1石は150kg、1斗は15kg、1升は1.5kg、1合は150g。スーパーは10kg単位の袋で売る。1ヶ月分としては、1人1袋強である。ただし、現代では、消費量が少なくなり、1人1年60kg6袋である。1ヶ月では、1袋の6割くらいしか食べない。
2.1石取れる田んぼが1反
太閤検地で、米1石(150kg)取れる面積を、300坪=1反(たん)とした。1町、1反(たん)、1畝(せ)。1町は10反、100畝。1町は1万㎡、1ha(ヘクタール)、3000坪。1反は1000㎡、10a(アール)、300坪。1畝は、30歩、100㎡、1a、30坪。1坪は約3.3㎡。
明治時代に1尺は10/33mと定められた。1坪は6尺×6尺。1反は約1000㎡=10アール。現在の反収は540kgで150kgの4倍弱である。稲の植え込み株数は、坪当たり60株である。
3.1家族に必要な田んぼ面積
食べる分1反=300坪×6人分=1800坪、生活品用に売る分は倍量。年貢が5割。とすると、1800坪×2×2=7200坪=2.4町=24反必要。