電気あんかで全てOK
冬は寝るとき、たいへん寒い。暖かくないと熟睡できない。その対応策として、エアコンを入れて部屋全体を温かくする方法がある。しかし、乾燥などの恐れや暖房費を考えて1時間タイマーをかけて寝ると、朝方寒い。布団や毛布を充実しようとして、羽毛布団やしっかりした綿布団をかけるが、完全に暖かくはない。かけ過ぎると重たく苦しい。特に朝方が低温になり寒くなるのが問題なのだ。電気敷毛布を入れると、熱くなりすぎる。
今年は990円の電気あんかにした。これが一番いいという事が分かった。あんかは布団のはしに置くと掛布団全体が暖かくなる。掛布団が適度な温かさを保つので、朝方まで暖かく快適で眠れる。下は敷毛布でいい。これが一番いいという事が分かった。
あんかは昔から使われてきたのだ。平安時代から温石(おんじゃく)と言って石を温め布にくるみ、遠赤外線効果で温めていた。懐にいれるので、懐炉(かいろ)と言った。江戸時代は温めるため、お湯をいれて使う容器の湯たんぽが使われた。布団に入れて手足の暖をとるものは、行火(あんか)と言われた。明治時代から懐炉灰やベンジンカイロが使われたが、1978年ロッテとパイオニアが60℃の酸化鉄反応を利用した使い捨てカイロを共同開発した。いまや、就寝の布団を温めるには、電気あんかが一番いい。その理由は行火が布団を温めて、それで人間の体を温めるので、体に優しく深く眠れるためだ。