日本の年間平均賃金30年間横ばい

日本の年間平均賃金39,000ドル30年間横ばい

(中日新聞2021年10月25日)

OECDデータによると、30年間横ばいで、35か国中22位と相当下位になった。米国の約半分だ。年間420万円月収35万円である。社会保険料(厚生年金と健康保険)を控除すると、約360万円(月収30万円)、これに税金負担(所得税、住民税、消費税)が加わる。さらに、新型コロナ禍が追い打ちをかける。

日本の賃金が上がらない理由は、3つある。

①デフレによる物価の低迷・ものが安い

②終身雇用、年功序列、リストラしにくい、不採算事業の低生産性・もうからない

③非正規労働者増加・きゅうりょう低い

現在の日本の経済成長と賃金上昇の構造転換は、道のりが険しい。

国家公務員の行政職の平均年収は最も低い鳥取県で550万円(平均43歳)、最高の東京で660万円(平均41歳)、ボーナス支給月数は4・3か月である。