日本株式の2匹のくじら日銀・GPIF
(BSテレ東・マネーのまなび)
日本は年GDPが500兆円、国富が3100兆円、株価総額600兆円、土地資産額1100兆円である。日本株式市場には、2匹のくじらがいると言われ、2020年末で日銀が51兆円、GPIF(政府年金投資基金)が47兆円持って日本の最大株主になっている。日銀はETF(日経平均など指数に連動する上場投資信託)、GPIFは9割がインデックスファンドである。GPIFはガバメント・ペンション・インベスト・ファンドで日本のペンション(年金)のうち200兆円を運用している行政法人である。2011年安倍政権以降、株式を中心に100兆円の収益を上げた。GPIFの基本ポートフォリオは、200兆円を4分割した投資である。外国株式25%、国内株式25%、外国債券25%、国内債券25%である。海外と国内を合わせると50%を株式に長期インデックス投資をしている。それで、100兆円の収益を得ているのだから、このやり方は大いに参考になる。GPIFは2000年からスタートし、20年くらいかけ100兆円、年率3.7%増を得た。前半の10年はそんなに増えなかった。これから配当のいい株式に投資する手法も、大いにあると思う。