中共の歴史と精神の病

中共の歴史と精神の病

(日米中アジア開戦 陳破空)

戦後の中国の歴史は、共産党の歴史だ。もう50年続いている。そろそろ時代が変わりそうだ。

1.毛沢東

①1949年10月中華人民共和国が成立。初代主席。

②満州国の富と兵器を手に入れ、農民に農地解放し、国共内戦に勝つ。

③ソ連を見習い、1968-65年、7年間大躍進政策を実施するが、農業・重工業とも失敗で、700万人が大飢饉で死亡。

④1966-1976年10年間、社会主義文化大革命を実施。知識層、富裕層の修正主義を否定し、農本主義へ回帰。紅衛兵による政敵打倒。革命暴動で死者1000万人。劉少奇、鄧小平の走資派・市場化修正主義者を打倒。

⑤革命の輸出 友好勢力のカンボジアのホルポト派は、反知性主義で知識層100万人を殺害。

⑥(習近平 粗野で野蛮な文革世代。13歳の習近平は、反革命分子とされ、群衆の批判闘争大会に突き出された。母の斉心も「習近平を打倒せよ」と叫んだ。習近平が雨の夜、自宅に戻ったが、母は通告に走った。その後、ストックホルム症候群になり、良心に背いて父を賊とし、毛沢東の旗を振った。党の既得権益を守る闘争のみの粗野な人間になった。)

⑦(鄧小平 1968年南詔に追放される。強制労働に従事。1973年周恩来により復活。1976年1月周恩来没。死後、失脚。広州で庇護される。9月毛沢東没。1977年3度目の復活。1978年華国鋒は毛沢東路線を自己批判。1981年6月華国鋒主席退任)

2.鄧小平 1978年10月 日中友好条約で来日。昭和天皇会見。新日鉄、新幹線、パナソニック、日産見学。

1979年1月 アメリカとの国交正式樹立。ワシントン・カーター大統領訪問。

1979年2月 ポルポト政権を打倒したベトナムと中越戦争。朝鮮戦争以来の大規模軍事作戦。軍掌握。

1979年7月 深圳等経済特区。外資導入、輸出志向型工業化政策。

1980年 趙紫陽が国務院総理。1981年6月胡耀邦が党中央委員会主席、鄧小平 党中央軍事委員会主席 鄧小平体制完成

1989年6月 天安門事件、学生運動の武力鎮圧。11月趙紫陽主席退任、江沢民主席へ

1992年 深圳・上海南巡講話 改革開放路線推進 1997年 鄧小平死去

3.習近平 2010年10月 軍事委員会副主席

2012年 共産党総書記

(日本 2010年9月尖閣諸島海域で中国船が海保巡視船に体当たり、2012年9月尖閣諸島国有化)

2013年3月 全人代で国家主席、軍事委員会主席 一帯一路、富国強兵策、南・東シナ海進出

2015年から中国不動産バブル崩壊、2015年6月上海株式3割下落、8月人民元5%切り下げ

2015年10月 アメリカが南シナ海で航行の自由作戦開始、米中新冷戦、米中貿易戦争スタート

2017年1月 中国公船4艘、尖閣諸島日本領海に侵入

4.アメリカ、イギリス 2016年12月 トランプ大統領当選

2017年1月~2021年1月4年トランプ大統領就任

2017年1月 蔡英文総統テキサス州訪問

2017年10月 2期目の習近平体制発足、企業に共産党組織を設置、2018年3月全人代は国家主席の2期10年制限撤廃、次は2023年、2028年

2020年5月 アメリカの対中宣言 香港弾圧への制裁、サプライチェーンからの中国排除、産業スパイ根絶、アメリカの金融市場からの中国企業追放、製造業の米国回帰、中国為替操作国認定、中国製品への報復関税、脱グローバリズムで米中冷戦時代へ

2016年6月 イギリス・欧州連合離脱を国民投票で選択、2020年1月正式離脱、英連邦国が中国を見放し、中国孤立化

2021年1月 中国の大型企業集団も経営難に。世界のドル金利の上昇で中国の過剰債務危機へ。脱グローバリズムで1980年代の冷戦時代に再帰。地球環境保護を理由に新興国の開発制限へ。

2021年4月 バイデン大統領・菅首相の日米共同宣言

・台湾海峡の平和

・香港・ウイグルの人権

・日本防衛力強化(対ミサイル・イージス艦、離島防衛)

・自由で開かれたインド太平洋実現