日本の成功した同族企業の創業例
(日本の15大同族企業 菊池浩之)
創業者はほとんど無産階級出身。戦後、創業者親族が社長でない会社、ソニー、ホンダ、ダイエー、イトーヨーカ堂などは除外している。設備投資金が少ない業種・会社が多い。
1.トヨタ自動車(豊田家)戦前、佐吉が紡績機械開発、喜一郎が自動車製造
2.パナソニック(松下家)戦前、幸之助が二股ソケット開発
3.三洋電機(井植家)幸之助の妻の弟、戦後、電気洗濯機の新商品など開発
4.阪急電鉄(小林家)戦前、電鉄会社、宅地分譲、百貨店、宝塚、東宝の設立
5.東急電鉄(五島家)戦前、目蒲線、小林一三の知遇
6.西武鉄道(堤家)戦前、康次郎軽井沢の別荘地開発、西武鉄道、百貨店セゾン
7.大正製薬(上原家)戦前、薬直販制度で成功、戦後、リポビタンDがヒット
8.鹿島建設(鹿島家)戦前、洋式建築、鉄道・トンネル工事の近代化、青函トンネル・瀬戸大橋・東京湾アクアライン
9.ブリジストン(石橋家)戦前、地下足袋の全国販売、自動車用タイヤの国産化
10. 味の素(鈴木家)海藻の灰からヨード製造、昆布からグルタミン酸ソーダ・味の素量産・海外販売
11. 出光興産(出光家)戦前、石油販売業開業、石油販売の工夫
12. 日本生命保険(弘世家)弘世家は彦根の豪商、戦前、生保会社設立、代理店制度
13. 武田薬品工業(武田家)戦前、洋薬販売、製薬所設立、戦後、アリナミンがヒット
14. 松坂屋(伊藤家)江戸時代以来の老舗、戦前、上野と名古屋にデパート方式導入
15. マツダ(松田家)戦前、重次郎が三輪トラック製造で当てる