紙幣無限印刷対策はリアルアセットしかない

紙幣無限印刷対策はリアルアセットしかない

(お金の流れで読む日本と世界の未来 ジム・ロジャーズ)

通貨混乱やインフレから身を守るには、リアルアセット(実物資産)を持つしか方法はない。ドイツでは、第1次大戦後、ひどいインフレが起きた。その時生き残ったのは、不動産や株に投資をしていた人だった。それは時代が変わっても同じことである。

ここ10年でお金の流れはずいぶんと変わった。日銀は無制限に紙幣を印刷すると言った。金融緩和が進めばリアルアセットに資金が流れ込む。これは、歴史を通して変わらぬ真実だ。いまは世界的に見て、金融セクターから、実際にモノを作り出す産業へのシフトが起きている。世界中が紙幣を刷りに刷っているいまこそ、リアルアセットを持つべきである。