高齢者は投機相場を楽しめ

高齢者は投機相場を楽しめ

(株は春秋にあり 投資歴50年岡部寛之・1988年当時71歳)

人間には飲・打・買・ドラッグ(タバコ)という4大快楽趣味がある。70歳以上の高齢者になると、飲・買・ドラッグは健康に悪く、体がもたない、命がもたない。残るのは、打つだが、公営ギャンブルやパチンコもしんどい。70歳以下の場合、株は事業ではないので、自分の仕事に専念すべきである。しかし、老人には暇があり、体力を使わない、経済を対象にした知的な投機相場が生涯快楽趣味として、現代のIT時代には最良だと思う。

現代は、通貨インフレ、過剰フロー・投機マネーが、株式相場を鉄火場(ギャンブル場)にしている。正に美人投票になっている。アメリカの企業決算期(本決算12月、中間6月)、日本の企業決算期(本決算3月、中間9月)、ファンド・機関の信用調整のため、9,10月と4,5月がカラ(暴落)となり、暮・正月と盆・夏場は跳ねる。暴落を買い、跳ねを売る。

相場のポイント

①多業種、テーマ、時期の分散投資

②大底圏(ガラ)が来たら、小型低位株で、利益上昇銘柄を買う。

③ナンピン買い、半額塩漬けでなく、短期乗り換えがいい。

④買値の20%(初心者は10%)で利食いし、回転数を増やす。

⑤大底・上昇期はマザーズ、ジャスダック、業績低位株。上昇・天井期は大型低位株、2部銘柄。そして、フィナーレ、預かり現金8割、高配当株。

⑥会社四季報の活用。

1)発売日 *2集(春号)3/15頃、3月決算・来季予想 *3集(夏号)6/15頃 3月決算結果 *4集(秋号)9/15頃 9月中間見通し *1集(新春号)12/15頃 9月中間決算結果 発刊されたら早めにチエック、方針決定

2)業績 1株益は当該会社予想・希望もあり外れることも 業績キャッチ言葉は四季報編集部

3)チェックの3大ポイント 1⃣最低購入価格(初心者は100株6万円以下)、2⃣業績キャッチ言葉:増益、3⃣1株益:増益

4)発売日の1週間前には、情報が関係者(機関、政治家等)に漏れていると考えられ、おいしい銘柄は、爆上げし始める。「株はタイミング5割、技3割、銘柄選び2割」。勝てるチャートタイミングで仕掛ける。相手の仕掛けをじっくり待つこと。