相場の勝ち方

相場の勝ち方

(お金の神様 中原圭介)

中原圭介は2000年から2006年まで株式で資金を150倍にした。レバレッジを利用したが。2007年からのリーマンショックも予見して相場を休んだ。国内相場中心で、配当狙いはしていない。

1.相場のトレンドを読む事が最大の重要事

①上昇トレンド相場(約1年間)チャートと外人需要<東証1部大型株、円高で日本売り、円安で日本買い=儲かる>で判断。優良株<東証225銘柄>7割、現金3割で運用。チャートで、頭と尻尾くれてやれで、長く持つ。

②ボックス圏相場(約1年半)優良株を上値抵抗線で売り、下値抵抗線で買う。

③下降トレンド相場(約1年間)チャートと外人売りで判断。キャッシュ8割、材料株(コロナ、5G関連など)を見つけ1週間売買、2割。1部、2部、新興市場すべて売りキャッシュに。塩漬けにしない。

④新興市場(ジャスダック、マザーズ)売買の9割が個人投資家。利益も大きいが、損失も大きい。下降トレンドでは、2倍位大きく下がる。1.3倍位で早めにに利確する。

2・項目別判断

①外貨預金 為替が難しい。定期預金の方が、減らないだけよい。

②投資信託 手数料、信託報酬、外国物は為替で儲からない。特に毎月分配は儲からない。

③世界経済はアメリカ経済 雇用統計(GDPの7割を占める個人消費)と中古住宅販売件数(アメリカの住宅の7割は中古物件)が重要。

④忙しいサラリーマン向け投資 野村などの日経平均株価連動ETFがよい。

⑤定年後の最適ポートフォリオ すべて預貯金が理想。株はやっても余剰資金の1割位。

⑥投資の原則 ウオーレン・バフェットの「絶対に損しないこと」が最優先。

⑦TOPIX=東証1部の全銘柄。ある時点からの値上がり指数。日経平均株価=東証1部225銘柄のみ対象。値がさ株の影響大。

⑧ネット証券 手数料が安く、損切も気楽にでき良い。

⑨東証売買システム「アローヘッド」 2010年よりクリック1つで瞬時に売買確定。成り行きは高値確定の恐れあり、指値注文しかできなくなった。

⑩急騰株ルール 突然2~3割急騰したら売る。

⑪損切ルール 買値から5%、10%下がれば問答無用で売る(デイトレーダー)

⑫長期保有 塩漬けの危険が増大。ある時期買い、ある時期すべて売りキャッシュに替える。

⑬情報源 日経新聞、一般新聞、ネット。四季報はチャート等の確認辞書。PER,PBRなどでは、儲からない。スキルが大事。

⑭相場格言 

 「相場は相場に聞け」=長期運用でなく、トレンドで相場の上下を判断する。

 「休むも相場」=下げトレンドは売ってキャッシュ化。相場を見送る。

 「頭と尻尾はくれてやれ」=チャートで高値や安値を確認してから、売り買いする。

⑮経済予測方法 経済+歴史+心理+哲学の総合考察で、潮流を読む。

⑯個人投資家は逆張り志向が強い。相場が大きく下がると買い向かう。しかし、上昇相場の順張りの方が儲けやすい。

⑰毎年8月は円高 企業が9月の中間決算に備え、円を国内に還流させる。

⑱ヘッジファンドの決算のための換金売りは5月、11月。欧米企業は6月決算<5月売り>、12月本決算<11月売り>が多い。9月、10月の相場は過去大暴落の歴史が多い。

⑲株は10月に買って、4月に売れ。確率的に儲かる。

⑳WTI原油価格は45ドル。シェールオイルの損益は45ドルを境に増産、減産される。