2倍72/%の法則
(庶民株 森永拓郎)
資本を2倍にするには、72/%の法則で年数・回数がわかる。利子が1%の場合、 72/1=72年、72回である。現在の銀行定期預金利子は1年0.002%であるので、36,000年=3万6000年である。とても2倍に出来ない。現在の東証1部の株式の平均利回りは2%である。2倍になるのに、36年かかる。また、現在はデフレであるが、穏やかなインフレに転じれば、現預金は目減りするようになる。また、1929年世界恐慌の3年半後、デフレからインフレに転換し、数か月で株価や地価が一気に上昇した。銀行預金と郵便貯金で900万円(生活費の3年分)あれば、少額投資から始められる、株式や投信や債券に投資することが勧められる。
株式で2割益(利子20%)が得られれば、72/20=3.6(3年半または3回半)で2倍になる。本田清六師匠の2割益手法は、資産増加の現実性のある流儀であると思われる。