生活・貯金・投資の定石

生活・貯金・投資の定石

私は経験派である。私は今72歳で、12年の干支を6回経験している。12歳までは成長期である。24歳までは学生期である。24歳から72歳までの48年間は家庭・社会生活の約50年間である。72歳からは老人期である。衰える肉体をうまくコントロールして、快適に生きなければならない。2020年の今年はコロナショックで、冷静に生活・貯金・投資の定石が見えてきた。

1.生活 社会生活は厳しいものである。真面目でないとうまく生きられない。「稼ぐ に追いつく貧乏なし」のとおり、働いて得るお金、たとえ月10万円でも、年120万円になる。これを投資で得ることは難しい。やはり、サラリーマンなら、正社員で大企業に40年間働くのが良い。自営業なら友人の中島みたいに必死に修羅の道で生き抜くしかない。後は公務員だ。

2.貯蓄 生活には、毎月の生活費が必要である。そして万一の予備費として、貯金も必要である。金額は500万円くらい。銀行預金それもキャッシュで。「キャッシュ・イズ・キング」である。10年に1度のバブル崩壊(1990年バブル崩壊、1998年金融崩壊、2008年リーマンショック、2020年コロナショック)があると投資信託などは動かせなくなるからだ。貯金の仕方は天引き貯金で年月をかけるしかない。

3.住居 戦後のインフレ時代が過ぎたので、借り屋でいい。終の住処は、親の遺産・住居でよい。

4.投資 投資信託と株式がある。不動産は自営業で会社名義で。預金が500万円を超えたら、投資もいい。だが、投資で儲けるのは難しい。最終利益確定で現金化をしないと、損得が判明しない。2つの戦略がある。

①フェデリティ等のアメリカ企業の債券・株・不動産の3資産のバランス投信を、1~2%の配当目的で、長期保有する戦略。国内定期預金より利子がいい。債券、株、不動産及び新興国などの個別投信は、リスクが大きすぎる。

②8~10年に一回起こる世界バブル崩壊・暴落に対応した売買、資本原資を3割程度増やす売買差益戦略。暴落時に投信や株式を買い、戻り値のバブル時に売る。儲けが出ている時に売るのは心理的に難しいが、損する大きさを考えると、現金確定利益を得る方がいい。そして、暴落を待つ。安く買って、高く売る商売だ。

5.健康 72歳以降の老人になると、肉体機能が自然に衰えてくる。腹8分目のバランスのよい食事と体操・ウオーキングなどの運動を継続しないと、快適健康生活が維持できない。海外旅行・肉食・酒ワインの若い時代の楽しみは去り、静かな日々の楽しみの時代にになる。