新型コロナウイルスの発生パターン
(パソコン情報)
肺炎を引き起こす新型コロナウイルスは今後どのように流行してゆくのだろうか?新型感染症コロナウイルスに類似するとされるSARSから類推する方法がある。SARSは2002年11月から2003年7月まで9か月間、世界全体で6,000件流行した。一方、新型コロナウイルスは発生件数8万件、死亡者数3千人と多い。風邪の原因の1つとされる4種類のコロナウイルスも冬に多く出現する。新型コロナウイルスはSARSの10倍以上も感染力が強いといわれている。
SARSの週ごとの発生件数を見ると、1月は5件位、2月は60件に上がる。3月、4月は120件とピークになる。5月は60件から20件位までだんだん下がる。6月は5件位になる。要するに、2月に騒がれ始めて、3月、4月にピークをむかえ、5月にトーンダウンしてゆくのだ。3、4月がピークをむかえるので、これからが、気をつけねばならない正念場なのだ。3月、4月、5月のイベントは自粛して、大流行を防がねばならない。一方、東京オリンピック(開会式7月24日、閉会式8月9日)前で収束する可能性は大きい。
新型感染症は現時点ではハッキリとした治療薬がない。しかも、免疫がない新型なので簡単に感染・流行する。すなわち、隔離しか方法がないのだ。ローマ時代以来のらい病(ハンセン氏病)「隔離」しか方法がないのだ。あとは、自分の体力、免疫力(細菌、ウイルスを排除する白血球中心の免疫細胞)で微生物・ウイルスをやっつけるしかないのだ。しかも、狭いところに集団隔離すると、その集団が集団感染する可能性が高い。
保菌者が安易に医療機関を受診すると、院内感染によって、高齢者などに広まって大変なことになる。自宅で安静にして自力闘病するしかないのだ。人にうつさないようにしながら。