落語
落語を聴くのを趣味の1つとしようと思う。人間には感情がある。喜び悲しみ、好き嫌い、安心恐怖怒りなど色々たくさんの感情を持つ。この中で、好きの感情を表現しやすいのが歌謡曲である。恋の歌が世の中で流行っている。テレビ歌番組を録画して楽しむのが現在の私の趣味の1つになっている。喜び・楽しさ・おかしさの感情表出の1つに笑いがある。怒り・悲しみは動物にもあるが、笑いは人間に特徴づけられる。笑いは副交感神経が優位な状態を保つ。副交感神経は安心を感じた時優位になる。そして、ストレスが解消される。交感神経は恐怖を感じた時に優位になり、ストレスの原因になる。現在、私は糖尿病対策をしており、①腹8分目②運動励行③ストレス回避が治療原則になっている。しかも、笑いは糖尿病治療に有効という研究結果がある。笑う落語をyoutubeで聴いて、副交感神経優位の状態を保ち、趣味の1つとし、糖尿病対策ともしたい。
1.落語の噺家
いろいろいるが、まず笑える落語家・噺家でないと私の目的に合わない。次に、戦後の噺家でないと、スムーズで聞きやすく・分かりやすくない。次に、滑稽話が主なレパートリーで、話が切れて、笑えなければならない。落語家で国の重要無形文化財(人間国宝)は3人いる。①柳家小さん(2002年87歳没、滑稽話が主、140名位の多数の門下生をかかえた、20年以上落語協会の会長)②3代目桂米朝(2015年90歳没、上方落語中興の祖、2人目の人間国宝。初の文化勲章受章者、米朝事務所所属③10代目柳家小三治(80歳現役、滑稽話が主、落語協会会長4年、落語滑稽話は思わず笑ってしまうものを目指す)。さすがに、この3人は聞きやすく面白い。中でも、小三治が当代1だろう。歌謡曲の歌手でもそうだが、演者は皆、若くて油が乗ってないと最高演技はできない。だから、歌も落語もベストな時期の演技でないといけない。この3人のほかの聞きやすい笑える落語家は、三遊亭円生、古今亭亭志ん朝、桂ざこば、桂文珍、笑福亭仁鶴、林家木久蔵などいろいろいる。
2.落語の噺・脚本
愉快で笑える噺・脚本の主なもの。・やかんなめ(武士の禿げなめ)・蔵前かご(もうすんだか)・初天神(つれてくるんじゃなかった)・長屋の花見(酒柱が立ちました)・お神酒とっくり(めでたい)・がまの油(口上)・金明竹(与太郎)・くしゃみ講釈(こしょう)・山号寺号(南無三仕損じ)・たいこ腹(皮が破けて鳴りません)・強情灸(石川五右衛門さぞ熱かろう)・寝床(そこが私の寝床です)・夢金(金を握って夢さめた)・高砂や(高砂や・・助け舟)・蒟蒻問答(無言行)・日和違い(今日は降る日和じゃない)・愛宕山(金はどうした忘れてきた)・らくだ(くずやとやくざ飲んで人が変わる)・宿屋の富(下駄はいたまま)・時そば(今何時)・居残り佐平次(人気者で引上げる)・あくび指南(勘違い)・ねぎまの殿様(たるの腰掛)・青菜(九郎判官義経)・夏どろ(泥棒が被害者)・船徳(船頭を1人雇ってください)・蛙茶番(陽気)・蛸坊主(やりこめる)・たらちね(極端)・出来心(泥棒話)・加賀の千代(かかの知恵)・やかん(無学者)・目黒のさんま(さんまは目黒)・粗忽長屋(おれはだれ)・くもかご(八本足)・王子のきつね(きつねだまし)・ねずみ(猫だと思った)・さんま火事(においをおかずに)・権兵衛狸(こんどは髭を)・代書屋(めちゃくちゃな履歴書)・お直し(足袋の中の金)・道具屋(音はズドーン)・まんじゅうこわい(濃い茶がこわい)・三人旅(東海道旅)・寿限無(長い名)・京の茶漬け(商人と奥さんの攻防)・うどん屋(うどん屋の不運)・火焔太鼓(半鐘じゃおジャンになる)・二番煎じ(薬が切れた二番煎じ頼む)・芝浜(よそう。夢になるといかん)・にらみ返し(帰って家の借金をにらむ)