白秋

白秋

(孤独を楽しむ。人生を振り返る喜び プレジデント 五木寛之87歳)

人生は4つの季節、青春・朱夏・白秋・玄冬にたとえられます。白秋は60歳から80歳位までです。ここからはようやく下山道です。社会的地位・名誉といった下山に無用なものを手放すことで、どんどん身軽に自由になります。体力が衰えたり、病気になったりしますが、それも自然の流れです。グッドエイジングを目指します。ここまでくると、孤独も楽しめるようになります。1人ベンチにすわり、静かに、過去の楽しかったことを思い出す、これこそが下山時の人生の醍醐味です。白秋はそうやって、後ろを向いて生きることが許される季節なのです。

玄冬は人生の最後を締めくくる時期です。人は自分1人で生まれ、自分1人死ぬ孤独な存在なのです。

なるほど、下山時は、後ろを向いて生きることが許される時代なんだ。その時期の楽しみの1つが、昔の楽しかったことを思い出すことなんだ。