日本で1億円以上の金持ちが多い理由
日本で1億円以上の金持ちになるには、何にもしなくても、誰でもなれる。その理由は、そのやり方は、厚生年金を30年貯めるだけで、誰でも簡単になれた。今の80-90歳代の老人たちである。
その結果、現在、60歳以上4000万人の老人の金融資産は、
3億円以上 100万人
1億―3億円 200万人
5000万円ー1億円 300万人 以上5000万円以上の金融資産持ちは600万人
3000万円―5000万円 400万人 以上3000万円以上の金融資産持ちは1000万人(老人の1/4)
私はたまたま、多治見市という陶器の町に住んでいる。例えばの話で、ラフな計算をする。
陶器製造業の年寄のおじさんとおばさんの毎月の年金は終身で、月48万円(現在でも公務員の共稼ぎは50万円くらいである)であった。子供の経営者を手伝う役員報酬は、2人で16万円、そのほか交際費が使える。年間400万円貯蓄出来て、60歳―90歳までの30年間で、1億2000万円貯まる。生きているだけで、何もしなくても、お金が入ってくる。こうやって、日本の高齢老人は銀行に金融資産を貯めたのだ。彼らの生活は単純だ。普段は毎日、家業の簡単な手伝いをする。昼間は従業員と同じまかないの昼食を一緒に食べる。旅行は年4回程度だ。60歳過ぎて、生命欲求は強烈ではなく、晴れの食事も、寿司かウナギかステーキくらいである。その結果、子供や孫への奉仕が趣味になる。家屋敷も中級、車もマーク2かコロナである。これで、何の創造もなくても、誰でも金持ちになれた。このパターンは、団塊の世代前までの成功パターンだ。
団塊の世代の人たちは、この半分くらいの金融資産を、30年の年金貯蓄で、出来る可能性はある。