将進酒
(唐詩 李白 唐詩といえば、李白だろう)
君不見黄河之水天上來
奔流到海不復回
君不見高堂明鏡悲白髮
朝如青絲暮成雪
人生得意須盡歡
莫使金尊空對月
天生我材必有用
千金散盡還復來
烹羊宰牛且爲樂
會須一飮三百杯
将進酒 李白
君見ずや黄河の水 天上より來たるを
奔流海に到りて 復た(ひたたび)回(かえ)らず
君見ずや高堂(に住む老人)の明鏡に 白髮を悲しむを
朝には青絲の如きも 暮には雪と成る
人生は得意になり 須(すべか)らく(ぜひとも)歡(かん)を盡(つ)くすべし
金を尊して(大事にして) 空しく月に對せしむる莫(なか)れ
天 我が材を生ずる用 必ず有り
千金は散じ盡くせば 還(ま)た復(ま)た來たらん
羊を烹(に)牛を 宰(ほふ)りて 且(かつまた) 樂しみを爲さん
會(かなら)ず須(すべか)らく(ぜひとも) 一飮三百杯なるべし