インフラ無くして発展なし
(売国経済 渡邉哲也)
途上国はなぜ発展できないのか?一方、日本は第2次大戦で敗戦しても、先進国であり続けた。その理由は、長い歴史の中で作られた社会インフラがあるおかげです。生活インフラがないところには、文化文明は発達せず、教育環境も発達しません。国富の75%はヒューマン・キャピタル(キャピタル=生産手段)とソーシャル・ネットワーク・キャピタルである。しかし、この人的資本を作るには、インフラ=経済の基盤となる施設・制度がないと、育たないのだ。インフラは政府によって整備される。国富の残る25%はインフラなのだ。インフラ施設=電気ガス水道のエネルギー施設、鉄道バス道路港湾空港の輸送施設、電信電話の情報通信施設、学校図書館病院公園スポーツクラブの教育厚生施設、市役所裁判所警察自衛隊の役所施設、スーパー商店街本屋飲食店の衣食住生活施設、およびインフラ制度=憲法・法律の法制度、郵便局銀行証券会社の金融通信制度である。このような社会生活の基盤となるインフラが、徒歩範囲にあって、はじめてヒューマンキャピタル、ソーシャルネットワークキャピタルが発展するのだ。
個人の家にも、このミニ・生活インフラ施設・制度を整備して、生活効率をアップさせ、個人をキャピタル=生産手段として発展させねばならない。資本=キャピタル=生産手段として、法人・会社組織をつくり、発展してゆかねばならない。