春宵の雨

春宵の雨

 

3月11日(月)夜1時、気温8度

いろいろな雨音が聞こえる

庭木に当る音、屋根に当る音

庭の歩道石に当る音、土に吸い込まれる音

物干しのステンレスに当る音

ポッポッポッポッポッ チンチンチン

プツプツプツプツ 遠くで聞こえるサーという音

潤んだ少し冷たい空気が体に肌に当る

生命のいぶきが感じ取れる春の空気

濡れた歩道石

潤んだ空気が顔にのどに当たり浸みこむ

黒い暗いあまり見えない庭と空

しかしその中で夜の天候が感じられる

春雨は元気でいい

庭木に生命を与えるように どんどん降っている

生命の循環が回転しはじめたのだ