天下動乱!2019年予測
(プレジデント 竹中平蔵、飯島勲)
1.スケジュール
1月から 米中新冷戦本格化
1/22 安倍総理ダボス会議
4/7・28 統一地方選
5/1 新天皇・新元号
6/28・29 大坂G20サミット首脳会議
7月 参議院選挙(衆参ダブル選か)
10/1 消費税10%
2020年 東京五輪
2.竹中平蔵予測
①消費増税 消費税の増税には反対。景気回復・デフレ克服が先で、増税は後。そうしないと、不況に陥り、税収が減る。
②金利上昇 株・不動産は要注意。大いなる安定時代が終焉。黒田バズーカは間違っていない。高金利で世界経済は悪化しつつある。
③人手不足 平成の30年間、日本の人口は変化していない。米中英欧など人口が20-30%増加。今の人手不足は当面続く。
④米中摩擦 対立は技術覇権の闘い。米中貿易戦争の保護貿易化により、現在3%の世界成長率が2%に下がる。GDP米国20兆ドルと中国12兆ドルの成長率が1%下がると3100億ドル(35兆円)の需要が失われる。不況に陥り、皆のボーナスも減る。アメリカの貿易赤字の半分は中国、1割が日本。日本1割のうち8割が自動車が占めている。自動車がやり玉に上がると大変になる。
⑤高齢化社会 2025年には団塊の世代がすべて後期高齢者になる。社会保障の仕組みは、自助(自力)、共助(保険)、公助(税金)の3つ。公助(税金)は限界が来る。自助(自力)-自分で稼ぐということが厳しく求められてくる。2019-24年の間に社会保障改革をやらなくてはいけない。日本はもっと大胆に変わらなければ、いけなくなる。