米中冷戦第3弾

米中冷戦第3弾

グローバル自由貿易が終焉した。大変な世界の仕組み変化だ。94年のGDP比率は先進国75%、途上国8%、2011年は先進国57%、途上国20%になった。先進国と途上国の利害対立がある。特に米中間には中国製造2025に象徴されるハイテク覇権競争があり、安全保障面もあり、米国側に妥協する動機はない。貿易戦争は長期化し、米政権は本気で中国の力をそごうとしている。9月17日米国は中国は不公正な貿易慣行を見直すことを拒否しているとして、9月24日第3弾の追加関税を発動することを表明した。その上で、中国が報復に出るなら、2670億ドル(約30兆円)、中国からの残り全輸入品に課税するとした。

米中の制裁内容(現在相互輸入総額 米国輸入5,050億ドル、中国輸入1,500億ドル)

1.7月 相互に25%制裁関税 米国818品目340億ドル、中国545品目340億ドル

2.8月 同上         米国279品目160億ドル、中国333品目160億ドル

3.9月24日10%制裁関税    米国5745品目2000億ドル、中国600億ドル

4.2019年1月 上記3米国5745品目2000億ドルについて25%の制裁関税にする

5.中国が第3弾の関税に報復に出るなら、すぐに2670億ドル(約30兆円)、中国からの残り全輸入品に課税するとした。