ジャズをYouTubeで聞く

ジャズをYouTubeで聞く

(ジャズのすべて 澤田俊祐)

1.歴史

1900年、アメリカ・ルイジアナ州ニューオリンズの港町で誕生した。クレオール(フランス人と黒人の混血。白人と同権だったが、南北戦争後、黒人扱いに)は西洋音楽を学んだことと南軍の楽器が放出されたことで、黒人のブルース(4分の4拍子の黒人哀歌)、リズム・ビートを強調した酒場、都会派の音楽が生まれた。100年の歴史がある。

2.音楽  「」が歌、( )が歌手、年代順

1)1900-1910年 ーJAZZ以前の黒人音楽

JAZZ以前の音楽として、ブルースとラグタイムがあった。ラグタイムは黒人が初めてピアノを弾いて生まれた。

①「メープルリーフ・ラグ」 (ジョプリン)

②「Tiger Rag」 (モートン)

2)1910-1920年 ニューオリンズ(=デキシーランド)JAZZ

トランペット、トロンボーン、クラリネットの3管編成。その後楽団編成。

③聖者の行進

3)1920-1930年 シカゴJAZZ ーアルカポネ、禁酒法、世界恐慌前の好景気時代

④「この素晴らしき世界」 (ルイ・アームストロング)

⑤「ハイソサイアティ」(ジョー・キング・オリバー)

⑥「Hello Dolly」(エドワード・キット・オーリー」、(ビクス・バイダー)

4)1920-1930年 ニューヨークJAZZ

⑦「ラプソディ・イン・ブルー」(デューク・エリントン楽団)

⑧「ボディ・アンド・ソウル」(コールマン・ホーキンス)

5)カンザスシティJAZZ -禁酒法(1920-1933年)時代の1920年終盤

ミズーリ州カンザスシティの数百件の闇酒場でジャズが大流行する

⑨(カウント・ベイシー<楽団のリーダー>)

6)1930-1940年 スイングJAZZ -白人主体の大人数編成のJAZZ、ビッグバンド

ラジオや蓄音機が普及し、即興演奏ではなく、コントロールされた編曲になった。

⑩(アーティ・ショウ) 「ビギン・ザ・ビギン」、「フレネシ・ジャズ」、「煙が目にしみる」

⑪(ナット・キング・コール) 「スター・ダスト」

⑪(ベニー・グッドマン楽団) 「シング・シング・シング」

⑫(グレン・ミラー) 「ムーンライト・セレナーデ」、「イン・ザ・ムード」、「茶色の小瓶」、「真珠の首飾り」

⑬(フランク・シナトラ) 「アイル・ネバー・スマイル・アゲン」、「マイ・ワエイ」

⑭(ライオネル・ハンプトン) 「サニーサイド・オブザ・ストリート」、「フライング・ホーム」

7.1930年~ JAZZボーカル

⑮(ビング・クロスビー) 「ホワイト・クリスマス」

⑯(ビリー・ホリデイ) 「奇妙な果実」、「I Loves You Porgy」

⑰(エラ・フィッツジェラルド) 「Misty]、「オー・レディ・ビー・グッド」

8.1940-1950年 モダンJAZZ 即興演奏、ビ・バップ=スイングに比べ振幅激しい

⑱(チャーリー・パーカー)、(ディジー・ガレスビー)

9.多様化するJAZZ 

1)クールJAZZ  -1950年~、ビ・バップの反動、理知的でコントロールされる

⑲(ウッディ・ハーマン)

2)ハード・バップ ー1960年~、リズム&ブルースとビ・バップの自由さ

⑳(アートブレイキー&ジャズメッセンジャーズ)「モーニン」

3)ウェストコーストJAZZ -1950年~ ロサンジェルス中心のジャズ

21>(シェリーマン)ドラマー

4)モードJAZZ ー1960年  即興演奏(アドリブ)

22>(マイルス・デビス)「カインド・オブ・ブルー」

5)フリーJAZZ -1970年 自由な演奏

23>(オーネット・コールマン)

6)フュージョン・JAZZ 1970年 色々な音楽との融合

24>(アール・クルー)

7)新伝承派JAZZ 1980年 メインストリートに戻る

25>(ウイントン・マルサリス)