クラシックをYouTubeで楽しむ

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(クラシックの名曲解剖 野本由紀夫)

1.クラシック音楽史

1)バロック音楽

①17世紀~18世紀前半 

1688年イギリス名誉革命(国王権限制限)

時代=絶対主義宮廷音楽、オペラ、オーケストラ、チェンバロ・オルガン、協奏曲

②作曲家=ヴィバルディ、バッパ、ラマニノフ、ヘンデル

2)古典派音楽

①18世紀後半 イギリス産業革命、1778年アメリカ独立、1789年フランス革命

時代=啓蒙思想、理性重視、チェンバロからピアノへ、多声から和声へ、ソナタ(序章)、交響曲(ソナタの最高峰)時代

②作曲家=ハイドン、モーツアルト、ベートーベン、シューベルト

3)ロマン派音楽  ロマン派の音楽は古典派の音楽が熟した物

①19世紀 フランス革命後の世界、革命と戦争の時代、1830年フランス7月革命(立憲君主制に)、1848年3月革命(伊、仏、独等ウイーン体制の崩壊)、1870年普仏戦争、1867年パリ万博、1914年第1次世界大戦

②作曲家=

1)盛期ロマン派 ベルリオーズ、メンデルスゾーン、シューマン、リスト、ワーグナー

2)ロマン派第2世代 ヴィバルディ、スメタナ、ブラームス、ビゼー、ムソルグスキー、チャイコフスキー、ドボルザーク、プッチーニ、フォーレ

3)近代への序章 マーラー、ドビッシー、R.シュトラウス、シベリウス、ラフマニノフ、ホルトル、ラベル、ストランビンスキー

2.バロック音楽の名曲

①<四季> ヴィバルディ(イタリア)

バイオリン協奏曲 バイオリンは自由に音が(多段重性)出せる。ハーモニー(和声)

②<ブランデンブルグ協奏曲> バッハ(ドイツ) 宮廷は器楽(インストロメンタル)

色々な楽器(バイオリン、チェンバロ、フルート、トランペット、ホルン等)で和声出す

③<バイオリン協奏曲> メンデルスゾーン(ドイツ)

旋律は中庸の魅力

④<ピアノ協奏曲第2> ラマニノフ(ロシア→アメリカ)

ロマンティックな作風、逢引などの映画音楽にも使われる

⑤<ハレルヤ> ヘンデル(ドイツ→イギリス)

宗教声楽曲。(メサイア=キリストの物語)からの一節

⑥<レクイエム> フォーレ(フランス)教会音楽家

天国的な美しい響きを持つ曲

3.古典派音楽の名曲

⑦<時計 交響曲101番> ハイドン(オーストリア)交響曲の父

ロンドンに行って作曲した「ロンドン交響曲」12曲の内の1つ。楽章構成に型を持つ

⑧<アイネク=アイネ・クライネ・ナハトムジーク=小夜曲> モーツアルト(ドイツ)

耳になじむ左右対称のメロディ。バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス編成

  <交響曲第40・ト短調> 悲哀と情熱に満ちた旋律

⑨<ピアノ・ソナタ第23・熱情> ベートーベン(ドイツ) 交響曲を音楽の王位にする

  ピアノ・ソナタ(4部分の形式・型からなる器楽曲)、他に<悲壮><月光>もある

  <交響曲第5・運命> 自由・平等・博愛の革命精神・啓蒙思想

  <交響曲第6・田園> 第5楽章まで田舎の風景を表現

⑩<交響曲第7・未完成> シューベルト(オーストリア) 歌曲王とも呼ばれる 

  完成している第1楽章と第2楽章のみで完成した交響曲としている

  歌曲<魔王> ロマン派音楽と分類される。

⑪<交響曲第9・新世界より> ドヴォルザーク(チェコ→アメリカ)

  愛唱歌「家路」として知られる第2楽章。蛍の光、演歌などの5音階で作る。

3・ロマン派音楽の名曲(1)歌曲、ピアノ曲

⑫ <前奏曲集・雨だれ> ショパン(ポーランド→フランス) ピアノの詩人

  雨音を思わせる「ラ♭}={ソ♯」の同音連打

⑬<詩人の恋> シューマン(ドイツ)

  ハイネの詩集から歌詞がとられている

⑭第1夜<ヴァルキューレの騎行> ワーグナー(ドイツ)

 歌劇ニールンベルグの指輪=ロードオブザリングの第1夜

⑮<椿姫> ヴェルディ(イタリア)

デュマの小説からのオペラ椿姫より<ああそは彼の人か><花から花へ>

⑯<カルメン> ビゼー(フランス) 他に<アルルの女>がある

 序曲は運動会BGMで多用される明るい曲

⑰<誰も寝てはならぬ> プッチーニ(イタリア)

 歌劇<ツーランドット>=中国謎かけ姫から。イナバウアーの荒川さんの曲

4.ロマン派音楽の名曲(2)交響曲

⑱<幻想交響曲> ベルリオーズ(仏)

⑲<ラ・カンパンネッラ> リスト(ハンガリー) <パガニーニ大練習曲>より

⑳<モルダウ> スメタナ(チェコ) 交響曲<わが祖国>より

21)<交響曲第1> ブラームス(ドイツ) ベートーベンの第10番と呼ばれた

22)<交響曲第6・悲愴> チャイコフスキー(ロシア)

23)<展覧会の絵> ムソルグスキー(ロシア) <はげ山の一夜>も

24)<亡き王女のためのパヴァーヌ> ラベル(フランス) 印象主義音楽

25)<フィンランディア> シベリウス(フィンランド) 第2の国家とも言われる

26)<木星> ホルスト(イギリス) 宇宙的スケールを持った組曲<惑星>より

5.ロマン派の名曲(3)20世紀への序章

27)<牧神の午後への前奏曲> ドビュッシー(フランス) 象徴主義(精神的観念)

  <月の光> <ベルガマスクの組曲>より

28)<アダージェット> マーラー(オーストリア) 交響曲5番より、甘く切ない響

29)<ツアラツストラこう語りき> R.シュトラウス(ドイツ) ニーチェ哲学書から

30)<春の祭典> ストランヴィンスキー(ロシア) 現代音楽の先駆け