一生よく見える目になろう
(深作眼科院長 深作秀春)
いまや90歳まで生きる時代になりました。ところが、目の寿命は70歳くらいと短いのです。白内障、緑内障、網膜はく離、加齢黄はん変性など、かならずかかるのです。眼科は世界の常識だと外科医なのです。白内障(年齢%、80歳で80%)などは、手術でかならず治ります。ただし、大学病院など研修医にかからずに、手術実績の多い(5000例以上)ベテランに手術してもらうことです。<参考までに、高血圧も年齢%でいいです。60歳は160でいいです。>
①私の母は、70代で白内障になりました。私が手術をして、母は91歳の今でも、裸眼で1.2も見えます。ものが見えると、生活の質が各段によくなります。白内障手術は眼圧が下がり、緑内障を予防します。
②糖質の過剰摂取が眼病を招く。人類が農耕を開始したのは、わずか1万年前です。その前は野菜、木の実、虫、獣肉など「タンパク質と脂肪の多い飢餓食事だった」のです。炭水化物の過剰摂取は体によくありません。メタボは目によくありません。
③眼病予防のライフスタイル
ⅰ)短時間でも目を閉じ、休ませ、眼精疲労を避けましょう。
ⅱ)ビタミンB系統の目薬を使うと効果的です。赤い液(サンコバ)はビタミンB12、黄色(ムコファジン)はビタミンB2です。
ⅲ)毛様体筋の緊張を取るには、遠くの山やビルをみる遠方視もいいです。
ⅳ)近視は20歳まで、進行しますが、その後は進みません。