インドのカーストとは何か
インドにカースト制度というのがある。日本人には理解しずらい言葉・制度だ。インドに行った特派員が、使用人6人から感じたカーストを語る。(日本人カースト戦記 木村芳男)
カーストとは「コミュニティ・生活共同体」である。インドに行っている日本人が日本人会を作り、助け合っているのは、日本語や日本食をキーワードとした一種のサブカーストで、生活共同体だ。インドは北からアーリア民族が侵入してきてドラビダ人などの原住民を南に追いやり、支配層になった。アーリア人は色が白く、男尊女卑の社会であった。宗教も色々あった。インド社会は自分の仲間と生活をともにして、暮らしていたのが、カーストである。自分と同じレベルと付き合い、仕事を同じくして、他のカーストを差別する。
他の民族でもある、同じレベルの人と結婚する行動と基本的には同じである。