戦国武将の健康術

戦国武将の健康術

(戦国武将の健康術 植田美津恵より)

人生は短く、夢のようなもの。だからこそ、納得のいく瞬間を、たくさん積み上げて、いつの日か心安らかに、最後の時を迎えたいものだと思う。

北条早雲(88歳) <枯るる木に、また花の木を、植え添えて>

1.早寝早起き、乗馬  睡眠、栄養、運動の3大要素を大事に

2.玄米(ビタミンB,食物繊維)、梅干(疲労回復のクエン酸)、鰹節(DHA,ビタミンD)

3.温泉と薬草

武田信玄(52歳) <もう一押しこそ、慎重になれ>

1.死の5重奏(高脂血症、高血圧、中性脂肪、糖尿病、喫煙)

2.6畳トイレ(槍で突かれない広さ)で瞑想や読書

3.温泉とほうとう(カボチャ)

上杉謙信(49歳) <一期の栄華、一杯の酒>

1.酒の飲みすぎ、栄養不良(つまみは梅干、仏教信者で粗食、肉食べず)、脳卒中死亡

毛利元就(75歳) <友を得て なおぞ うれしき 桜花>

1.節酒を守った武将(1族みな酒で若死、祖父、兄、息子)

2.未病(病気になる前)を避け、直す天才(20歳で酒断ち、以後、一生酒飲まず)

3.遅咲きの人生 一夫一妻 3本の矢 淫事を慎む

織田信長(49歳) <人生50年 滅せぬもののあるべきか>

1.スポーツマン 水泳、乗馬、鷹狩り、武術、身長165cm・体重60kg

2.早起きで、酒はほとんど飲まず

3.相撲と舞い踊りが大好き

豊臣秀吉(62歳) <露と落ち 露と消えにし わが身かな>

1.O型でスリムで頑丈

2.粗食で粥好み、麦飯(食物繊維10倍、便秘予防、カルシウム4倍)好み、宴会好き

3.跡継ぎを欲し、色好み、媚薬服用

徳川家康(70歳) <人の一生は重荷を負って遠き道を行くが如し、急ぐべからず>

1.鷹狩り(運動と獲物の肉食>

2.食事は質素、麦ご飯、豆味噌、茄子漬物が大好物

3.薬好き、自分で調合した

伊達政宗(70歳) <気長く心穏やかにして、よろずに倹約を用い、金銀を備ふるべし

                                   朝夕の食事は、うまからずとも、ほめて食うべし>

1.毎日自分で脈拍を測る 朝晩2回の行水、乗馬好き

2.仙台赤味噌、サケ、海草好き

3.6畳閑所(トイレ)で、1時間思索

4.タバコ(当時薬、1日3回規則正しく吸う)、酒(ストレス解消に飲む)