核・軍事独裁国家ー中国、ロシア、北朝鮮
(アメリカはいつまで日本を守るか 日高義樹 より)
日本の周りには、核を持った軍事独裁国家群がいる。中国の習近平主席は、2013年6月、アメリカ・オバマ大統領に「中国の夢」を語り、反論にあわなかった。中国の夢とは、農民土地革命の毛沢東思想が、鄧小平の共産党独裁資本主義の時代に不要になり、共産党の生き残りを目指し、昔の中華帝国の栄華を復活させることを新目標にしたことである。内実は、元や清の時代の領土の復活を目指している。すなわち、中央アジア、東南アジア、沖縄を領土とすることだ。2008年以来、中国は尖閣列島の領海侵犯を繰返している。また、2017年習近平主席は、米主導の国際秩序転換の狙いを持つ、一帯一路シルクロード構想を本格化した。ロシアは北方領土の自国領土化、開発をすすめている。日本は、核を持つ軍事独裁国家と対峙しなければならない。
核、ミサイル保有国同士では戦争できない。習近平主席、プーチン大統領、オバマ大統領は、お互いの国から、四六時中、核ミサイルの標的にされている。核戦争は人類滅亡につながる。北朝鮮は、キッシンジャー博士によると、数十発以上の核を持っている。しかも、今年2017年ICBMクラスのミサイルの開発もした。核保有国なのだ。いざとなったら、ソウルを核攻撃するといっている。北朝鮮と韓国は統一できない。
中国、ロシア、北朝鮮は独裁国家だ。中国の選挙は、共産党推薦者しか立候補できない。共産党独裁である。中国共産党のトップ層は数百兆円の海外資産をもっている。ロシアは、プーチンが大統領になってから、選挙制度がなくなった。賄賂と不正で動いている。そして、プーチンとその取り巻きが、主要企業を国有化して、その資産を手に入れた。2006年のプーチンは、世界3位の金持ちだ。1位はサウジ国王、2位はビル・ゲイツだ。北朝鮮の金正恩最高指導者は、北朝鮮一国を独り占めである。
日本は日米安保条約を保持しながら、国防費を増やし防衛体制を整え、日本の民主主義と平和な生活を守るため、「自分の城は自分で守る」方針を強固にしなければならない。