年金は破綻しない
(実は世界NO1の日本経済 岩本沙弓より)
人口減少社会
日本の人口は現在1億2,500万人です。2013年に65歳以上3,100万人で25%(1/4)を占めて、2040年に4,000万人のピーク(1/3)になります。2050年の日本の人口は9,500万人になります。2060年には、40%(5人に2人)が65歳以上になります。現在働き手4人に1人の老人扶養、2030年には、2人に1人の老人扶養になります。
年金は破綻しない
現在の年金制度は、こういう人口問題を織り込み計画されています。要するに、掛金は多くなり、支給は少なくなると言うことです。保険料の引き上げ、給付の引き下げです。年金の破綻と年金給付水準の変更とは区別して考えるべきです。
年金は最も有利な金融商品
現在の年金制度は、1980年生まれ以降の人の、年金給付の総額は、厚生年金は2.3倍、国民年金で1.5倍になる。現在、民間の個人年金保険で、掛金の1.5倍を超える保険はないです。月払い方式だと1.1倍くらいです。厚生年金がよいのは、労使折半だからです。年金は最も有利な金融商品だと言えます。
年金積立金は安全運用だった。しかし、2014年から独立行政法人GPIFが運用方針を積極運用に変更した。
公的年金の現在の運用資産は110兆円です。2014年前は、運用構成割合は国内債権60%、国内株式10%、外国債券10%、外国株式10%、その他で安全運用でした。現在は、GPIFが積極運用方式で運用しています。国内債権35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%です。
日本の財政破綻論や年金破綻論に煽られて、銀行・証券会社などが勧める詐欺まがいの商品に、手を出すことは危険です。そもそも、日本国にいながら、投資をしようとするなら、日本国債の利回り以上のものを期待するほうが、間違っています。
コメントをお書きください