長谷川慶太郎の「しゃべる訓練」

長谷川慶太郎の「しゃべる訓練」

長谷川慶太郎は、二百数十冊の本を出版しているが、ほとんど全部がテープに吹き込んで、まとめてもらったものである。手書きだと、1時間2000字、ワープロで4000字、テープに吹き込むと、1万4000字である。この生産性の差は大きい。

30年前、「しゃべる訓練」を始めた。テープに吹き込んで、聞き直すのである。最初は、使い物にならないレベルだったが、改善できた。

大事な事は、①言葉尻が、はっきりしている。②1つ1つの単語が、明確に聞き取れる言葉をしゃべる。③2度3度同じ言葉を使わない。④論理的な話の組立をする。

いずれも、訓練で、できるようになる。

スピーチは、欧米では、論理的にきちんと話をする訓練を、幼年学校からやっている。原稿もなく、正確かつ詳細に論じることができる。日本はそういう教育はなかった。だから、しゃべるのが、へたなのだ。