煎茶

煎茶

我家はお茶が好きです。

お茶はカテキン(渋味)、カフェイン(苦味)、テアニン(うま味)、サポニン、ビタミンC、B2,Eなど覚醒・リラックス効果があり、様々な健康効用があります。

お茶の源流は中国の茶文化にあります。漢時代に嗜好品として定着、唐時代に富裕層に流行した。この時代は固形茶の団茶だった。茶碗は黒釉天目茶碗が評価された。

宋時代に抹茶が出て、粉末茶を点てる喫茶方法が愛好された。茶碗も天目から元時代の青白磁に変化した。日本は室町時代に宋の抹茶文化、文人趣味が愛好され、桃山時代の茶の湯になった。

明の時代になると、茶は市民まで普及した。初代皇帝洪武帝は、手間のかかる団茶の貢納から、茶葉の貢納に制度を変えた。これに伴い、点茶から煎茶に喫茶法が変わった。日本は江戸時代に黄檗宗の隠元禅師などから、沸騰した湯で茶葉を煎じる煎茶が伝わった。江南の茶文化であった。

日本の江戸時代中期、煎茶隆盛のきっかけを作ったのは、京都の街路で売茶した黄檗僧の高遊外である。彼が使った横手の急須が今でも、煎茶入れの主流になっている。文化文政期に、文人趣味と煎茶は江戸にも広がった。明治期になると、煎茶は全国に一般人に広がった。

我家では、毎日毎食、煎茶を飲んでいます。また、折に触れて、抹茶を飲んでいます。文人趣味の道具などもそろえてあります。お茶文化は楽しみの一つです。