来談者中心療法

1.ロジャーズ理論(来談者中心療法) 心理療法は個人のパーソナリティの成長にある。非指示的なカウンセラーの態度が特徴で、クライアントの自己成長を促す作業です。来談者中心療法といわれ、カウンセリングが集結した後、一人でやっていける力をつけるのが、目的です。

2.来談者中心療法のカウンセラーの3つの基礎態度 

①無条件の肯定的配慮(受容) ポイントはクライアントの感じ方として受け取る。同意していると受け取られる言い方をしない。カウンセリングに関係のない提案は受けない。

②共感的理解 クライアントの立場にたって、理解してゆく。

③自己一致 首尾一貫して表裏のない態度で接する。空々しくない態度。

3.心の問題とは、理想の自己と現実の自己の不一致による欲求不満から生ずる。

ロジャーズは心理的問題は、2つの自己乖離によって生ずる混乱・欲求不満であると考えた。

4.クライアントはカウンセラーの共感的態度から、信頼して、悩みをうちあけて、カタルシス効果を得て、自己一致しやすくなり、自分の力で問題解決できるようになる。

5.カウンセリングの一般的な運営方法(他の心理療法との共通点) ①1週間に1回、約1時間の面接を行う。②数回、数十回(数週間、数ヶ月)かけて問題の解決を行う③繰り返し、うなずき、相づち、ミラー、受容などを行う。④クライアントの感情を大切にし、まとめながら、問題点に接近してゆく。⑤初回面接で、助言するケースはほとんどない。 使える心理療法の幅を広げることも重要である。

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コメント: 1
  • #1

    ビーナス (木曜日, 03 3月 2016 12:41)

    相手の自己成長を促す
    これは ほんとうに
    こちらにも 喜びです。
    相手の立場にたって
    理解をすすめる。
    自分自信のキャパを広げ
    お互いに
    成長していきたい。