心理学の活用

心理学は人間にとって、非常に役立ちます。

1.マズローの欲求5段階説で人を判断する

人間の欲求は5段階の基本から高次までの欲求があり、低階層の欲求が満たされると、より高次の欲求を欲する。①生理的欲求②安全③社会的所属④社会的承認⑤自己実現である。

人を判断するとき、どの段階にいるか把握する。

2.人の行動の動機を判断する。

①「親和動機」 自分の味方になってくれる人に近寄り、仲良くなる。

②「達成動機」 目標達成すると、生きている喜びを味わう。成功失敗の確率が5分5分のとき、達成の動機付けが最も高まる。

③「成功回避動機」 女性に多い。社会的成功が家庭崩壊につながる不安感を持つ。

3.記憶法をマスターする。

①記憶は記銘(情報キャッチ)⇒保持⇒再生の順で機能する。楽しむと記憶されやすい。

②記憶を保持するには、繰り返しリハーサルし、「長期記憶」に入れる必要がある。効率的なリハーサルは、単純反復記憶の維持リハーサルより、関連付け記憶法の精緻化リハーサルがよい。

③再生は思い出す段階。「心を落ち着かせて、冷静になる」事が非常に重要。上がるパニックはダメ。

④相手に伝えたい時。話は最初と最後が記憶に残りやすい。自分の意見を伝える時、非常に重要。

⑤フラッシュバック記憶。記憶は、衝撃的なことは、忘れられない記憶となって、人を苦しめる。

3.子供の発達課題(クリア必要)とは⇒子供の発達課題を達成する安定した居場所を提供する。 

(1)乳幼児期・幼児期 ①生活・道徳教育(好奇心の制限)②仲間との遊び③親との愛着関係の形成(基本的・人間信頼感の習得)

(2)児童・学童期 「劣等感との戦い」が重要な発達課題。「親の成績のみの子供評価」はダメ。

(3)青少年期 (他者から区別する)同一性(自分のアイデンティ)を確立し、何をすべきか理解する。

4.大人の発達課題(クリア必要)とは

(1)成人期(20~30代) 「安心できる環境・安心できる自分の居場所を自分で作る」

(2)壮年期 「新家族を持ち、子供を育てる」「社会の中で居場所の確保」「子離れ後の生活の確立」

(3)老年期 「引退後、新しい仕事・事業を始める」時代になった。最後は、「老病死に向き合い」、自分の生命を永らえる時期。「自分の人生は素晴らしく、楽しいものだったと肯定的に捉える」ことが重要。

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コメント: 1
  • #1

    サクセス (月曜日, 22 2月 2016 12:19)

    欲求は
    次から次へと
    際限ないです。
    どのレベルの欲求か?
    相手と
    話しながら 察していく。
    人は 心が楽しくなると
    記憶されやすい。
    こちらは 心を落ち着かせて
    常に冷静を保つ。
    最後の言葉が
    結局 記憶に残りやすい。
    相手の心に 残したい言葉
    安心を与える言葉を
    最後に 伝える。