社会心理

 心理の最後に、人間が複数になった時の、心理の特徴をまとめます。

1.男女の心理

 ひきつけあうこころ⇒恋愛関係⇒責任ある関係⇒安定した生活

情熱、親密さ、責任感、信頼が要素。

2.チームの心理

 協力し合うことは、人間に必要な社会的欲求。

集団の一員であることは、仕事の報酬より重要。メンバー1人1人が自分の居場所を実感できる事が必要。

リーダーの2つの型 X型=権威、厳格に指導、Y型=民主的、チームで相談、口をはさまない。

3.大衆の心理

 人間は社会的動物、個人には不可能なことも、集団では可能。「傍観者的効果」=人がたくさんいると、1人1人の責任感は薄くなる。損得を計算し、介入する是非を評価する。匿名だと勝手に振舞う。

 「同調効果」=集団内では、同調を迫るプレッシャーがある。同調は個性の消失につながる。調和と服従、同調による相手さがし。人間は役割に従う。命令だと、反社会的な残酷なことも実行する。大衆は何かに支配され、ある方向に落ちてゆく。反対者の尊重が重要である。

 群集心理=道徳徳性が低下、暗示されやすく判断力が低下、思考の単純化、興奮状態になる。

群集は2種類①乱衆(欲求不満による攻撃、集団逃走、私欲物取り、熱狂的乱舞)と②聴衆(ここでも2種類。偶発的聴衆=野次馬、サクラにだまされる人々、空を見ていると同調する人々と意図的聴衆=講演会などの聴衆)に分類される。

4.宣伝・広告の心理

 理性より感情に訴えるのが効果的。心地よさ、恐れ、未知への不安など。

説得方法=奇抜で注意を引く、社会的見返りがある、専門家威光による説得、不安をかきたてる(禁煙など)、繰り返し洗脳。ファッション=変化への欲求、均一性への欲求、目立つ顕示欲への欲求。

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コメント: 1
  • #1

    サンサンビーム (月曜日, 15 2月 2016 07:28)

    集団にも 功罪がある。
    良い事は 増幅して
    発展につながる。
    1人では できない
    悪い事も
    群衆心理で 暴動化もする。
    何が た正しいかを見極めるのは
    個人だと思います。