親の役割は、「子供の安全基地」である。アメリカの心理学者メアリー・エインズワースは、子供が、生物(理)的、情緒的、知脳的、社会的に発達するには、親の守りが必要であるといった。
子供は、親に対して、「愛着アタッチメント」を示し、「親がいると、情緒的安定を示す」。母親がいると、子供は周りを探検し、他人とも関わりあうが、母親がいなくなると不安になる。
人間は、社会的に成長するのに、時間がかかる。小学校時代までは、「アタッチメント・親の安全基地」が必要である。中学以降の学校時代は、学校選び、学費支援などの知的、社会的、金銭的アドバイス・支援が必要である。
ー人間の発達時代区分ー
①0-3歳 赤ちゃん時代。WHOのガイドラインでは、2歳を過ぎるまで母乳をあげるという指導がある。五官(目、耳、鼻、舌、皮膚)をはじめ、生物的機能の充実期。
②3-7歳 幼児時代。二足歩行の習得。乳歯時代。生物的、情緒的発展期。
③7-12歳 小学校時代。永久歯始まる。前期と後期に分かれ、後期には、知脳的発達がある。
④12-20歳 中学・高校・大学時代 社会的キャリアを積む時代。
⑤20-36歳 社会時代。新たに友人・恋人や社会関係を築く。社会は変化し複雑であるから、親がアドバイス・支援できるなら、望ましい。しかし、本人の決定に異議を申し立てる権利はない。(親が先に死ぬ。子供の人生は、子供の人生。親の人生ではない。)
⑥36-70歳 子育てや社会生活の基盤を作る。
⑦70-95歳 年齢を重ねると、実経験の量が増え、世の中の真実・うその判断が分かるようになり、賢くなり、知恵が増える。相談されれば、アドバイス・支援をする。人間として最低限の物質的な豊かさを持ち、自尊の精神によって、自立した生活を送る。
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サンビーム (火曜日, 02 2月 2016 05:42)
親の役割
そうですよね…
子供の安全基地ですね。
私は 子供3人が
小さい頃
子育てにパニクる事が
多々あり
地域の保健婦さんの
アドバイスを 何度も
受けました。
「子供さんたちの心の基地は
お母さんなんです。
航空母艦のように
3人が 1日 どこへ行こうが
夕方 お母さんの所に
戻ってこれるように
凛として 待ち受けてください。
取り越し苦労や心配してるだけでは
航空母艦が 小さ過ぎます。」
と言われ 自らを律した事を
思い出しました。
父親は 3機の飛行機が戻ってくる
航空母艦を浮かべている海だと
思います。
両親が しっかり組んで
子供の安全基地となる。