ニシン

 生のニシンの塩焼きを食べた。おいしかった。ニシンには思い入れがある。昔、ニシンは冷蔵装置がないので、身欠きニシン(干物)で、安く大量に出回っていた。母が食べさせてくれた。母の思い出があるのだ。

 人のアイデンティティは、子供・学生時代(家庭、学校、知識)、社会時代(新しい家庭、仕事、お金)によって作られる。こころの歴史なのだ。

 17世紀イギリスのジョン・ロックは「体の物質は数年で変わるが、心は記憶に根ざして、たったひとつの連続した人生を送る」と考えた。

 こころは、「成功・獲得による歓喜」と「失敗、喪失による悲哀」の記憶を持ち、「こころの快楽」と「こころの傷」を刻む。プラスこころ、マイナスこころの、「どちらもあっての浮世と人生」なのだと思う。

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コメント: 1
  • #1

    ビーナス (日曜日, 24 1月 2016 06:38)

    何十年かの
    人生 振り返ってみると
    楽しかった事
    苦しかった事
    悲しかった事
    走馬灯のように
    思い出される。
    今の幸福感は
    過去の全ての集大成。
    さぁ〜
    今日も 新たな
    一歩を 踏み出そう !